搬入直後、まだ運用に就く前の1001F。背後にはライト改造前の305Fの姿もある。前面窓にはまだ遮光フィルムが貼
られておらず、方向幕は1990年代初頭まで見られた緑地。床下の補助電源はまだSIVではなくMGである。連結器は
密自連の上に電気連結器を装備した1000系列独特のもので、下支持式のガッチリした胴受を持っていた。これは1200
形まで受け継がれたが、1980年代中盤には従来のような密自連+ジャンパー栓の構成に改められ、1500形もその仕様
で登場している。なお、連結器上には密連化で消滅した切り欠きがあるが、1001・1002Fはのちの4編成よりこれが浅い
のが特徴である。 (1979.11 極楽寺検車区) ※画像提供:たもと千代さん

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