600形の種車となった玉電80形のうち、世田谷線に残存したものは従来のツートンカラーか
ら鉄道線と同じ緑一色となり、シールドビーム化やカルダン駆動化を経て2002年まで長寿を全
うした(写真はライト・足廻り改造前のもの)。残存車は基本的にいわゆる「連結2人のり」対応
化(自動ドア化・中央扉ステップの外付け→内側化などにより、乗降扉を分離し2輌編成時の
2人乗務を可能とする合理化策)を施工しており、江ノ電譲渡組はそれがなされなかったのも東
急での廃車を早めたという。 (1980.02) ※画像提供:たもと千代さん

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