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また1つ、時代の生き証人が消えていく…
昨年からの不具合続きが命取りとなってか、江ノ電304Fが遂に現役を退くことになった。
9月17日に開催された「300形勢揃い撮影会」は、304Fの引退を前に現存旧型車3編成を並べ、今に生き永らえた古豪たちの姿をとくと目とフィルムに焼きつけようという企画である。私も2氏の同行を得て行ってきたので、ご紹介しようと思う。
300形は美しかった。そして暑かった。そして気付けば、ろくな写真がない。




10時前、藤沢にて本日同行のK7氏、鉄一之助氏と合流。寒いと嫌だなとジャンパーを羽織って行った私はこの時点で既に後悔しはじめている。そしてショルダーバッグの金具が軋んでうるさい。
どうせ旧型車が走らないのならと吊掛車を期待していたのだが、生憎とやってきたのは1500形と2000形のオールカルダン編成。んん、1500形も嫌いではないけど、やっぱりなんだか物足りない感はある。
結局2003に乗り込んで一路極楽寺へ。車内放送で宣伝していた効果があったのかどうか、果たして下車客は多く、そして案の定ほとんどが検車区行きらしい。駅前に立て看板も出ている。

検車区に入ると、既に結構な数のファン勢が電車たちを取り囲んでいた。

それぞれに個性的な面構え


みどりの三兄弟


復活標準色の304アップ 旧塗り分けに戻っております


車体はこっちの方が草臥れてますが…


305Fも綺麗!
それでも会場内には家族連れも目立ち、他社の同系統のイベントに比べればだいぶ和やかな雰囲気の中での撮影だった。非鉄層へも訴えかける江ノ電の人気は、こういうところにも表出する。
しばらくは思い思いに撮影に没頭。304Fのスケッチなどして足を痺れさせつつ、11時半頃までには「そろそろ昼だし…」と撮影を終了。名残惜しくはあるものの、一先ずはその場を離れる。
とりあえず電車を撮りつつひと駅歩き、稲村から電車で腰越へ。

で、
吉野家

どうでもいいんだそんなことは。
ちゃちゃっと食事を済ませ、併用軌道へ。そしてまた乗って、長谷・御霊神社へ。写真だけ撮って帰るのも不謹慎かなとお参り。余計なお世話だったかしら。
で鎌倉へ。私の個人的趣味でお二人を古本屋やおもちゃのからこや(鉄道模型コーナーがだんだん小さくなっていく…)あたりへ連れ回し、最近のプラレールはここまでマニアックになったかと舌を巻く。

1501F (長谷にて)
和田塚まで歩き、じゃあそろそろ、と藤沢へ向かうことに。トンネルを抜けて、極楽寺…

「…あれ?」

しまった。すっかり忘れてたというか、最初っから見てなかったのかもしれなかったが、そうなのだ。午後にはさよならHMのお披露目があったのだ。やられた。否、自爆か。なんたる失態。なんなんだ私。

ということで、HM付きの写真はこれからの営業運転でなんとか撮ります…ああ、同行2氏、すいません…

藤沢で2氏と別れ、せっかくなので再び江ノ電へ。2053の前頭部席が確保できた。連結面だけど。
本サイトに昔の写真を多数ご提供いただいているたもと千代氏から連絡が入っており、氏も閉場時間近くから撮影会に出向いているとのこと。鎌高前でちょうどお会いできそうなので、せっかくなのでそうすることに。
合流して同駅から線路をたどる。

ひさびさに鎌高前


峰ヶ原の交換


見上げがちに


七里は屋根がよく見えます


光ってる光ってる!
しばし沿線歩きの後、日もだいぶ傾いたしと再び藤沢へ。別れた頃にはすっかり日も暮れ、藤沢の街は白い蛍光灯の明かりの中に浮かんでいた。

…なんだか書いてるうちに撮影会以外のネタが殆どになってしまった気がするが、ともかくもこれだけじっくりと304Fを見る機会ももうないだろうし、貴重な機会ではあったと思う。
少なくとも私が鉄道に傾倒した頃には既に、303・305Fの個性の陰に隠れて地味な存在だった304Fだが、チョコ電化による大注目を経て、そして今回なつかしい緑色に再び彩られて最期を迎えられることは、電車の身にとっても幸せなことだろう。それに何といっても、ほぼ半世紀に亘る活躍の実績は揺るぎないものである。
よく働いてくれたと心から労って見送ってあげたい。

最後になったが、ご同行頂いたK7さん、鉄一之助さん、たもと千代さんに感謝。ありがとうございました。
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