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2008年2月、5503Fが営業開始後わずか2ヶ月半にしてあのような奇禍に遭い、10ヶ月にわたり仮ダイヤでの運転を余儀なくされた湘南モノレール江の島線。同年末の平常ダイヤ復帰後も車輌数に余裕のない状態が続いていたが、その状況を打開するための新造車がいよいよ完成、8月20・21日に搬入が行なわれた。
「10月営業開始予定」との発表から導入は8月ぐらいだろうと見当をつけ、5001Fや5503Fの時に見逃した搬入当日の模様も今回遠巻きにでも見られたらいいな! ……と心待ちにしていたはずが、当日を過ぎるまでちっとも気がつかず、すっかり済んでから「搬入されたよ」との報せが。見に行く積りなら、普段からもっとアンテナ張っとけって話ですね。

ともあれ、やってきたとわかれば当然気になる。搬入された新車はまた形式が繰り上がって5600番代(5605-5205-
5606)、しかも今度は帯の色が緑だというではないか。5503F導入時に発表された、今後は編成ごとに帯色を変えようという「湘南モノレール虹色化計画」(非公式名称)、変更1本目の5503Fが事故車となってしまってそれもお止めかと思ったら、ちゃんと生きていたのだった。ということは、5503Fも復帰の暁には青帯のまま出てくるということかしら。いやな目で見られなかったらいいが……

で、何しろ気になるので、その後しばしばその姿を拝みに行っているわけで。搬入数日後から、20日に始まった営業時間中の試運転までの、私なりのまとめです。




8月24日
搬入3日後の5605。この前日も見に行ったが、入れ替えで手前に5503Fが入っていてよく見えず。改めて「あぁ、緑色だなぁ」と実感する。
まだ整備中のようで、屋上にはブルーシートが残り、窓上のアンテナも取り付けられていない。前面貫通扉は400形以来、信頼と実績の外開き式。
実際、これ開いた状態で中に立ったら足がすくむだろうなぁ。裾が内側に折れてるから余計に。





9月5日
9月に入ってまた見に行く。
今度はアンテナも付き、営業に就いてもおかしくない姿になっている……と思ったものの、何だか違和感が。帰ってからよく見てみると、どうも向かって左の前照灯に反射板が嵌まっていないようである。何かのはずみに取れたのか、いやそんなに脆い取付でもないだろうから何かライト廻りに不具合があったのか、組立の時に指紋でも付いてたか(模型じゃあるまいし)。この5日後にでら大船さんが見に行かれた折にも、どうやらそのままだったらしい。
よく見ると、車内もビニールシートが掛かったままだ。構内でもまだ自走はしてなかったのだろう。





9月20日

その後、9日になって公式サイトに試運転の情報が。追って各駅や従来車の車内にも同様の掲示が出された。
発表によれば、試運転は15日からで、最初の性能確認は深夜帯だが、20日からの習熟運転は営業時間中に行なうと書いてある。しかも夜間に加えて、休日ダイヤの日は朝方の7時から8時半にかけても試運転があるという。

前回の5503Fの試運転の時は、私は結構追い込みに近い受験生だったし、当時ちょうどデジカメがなかったので夜間の試運転を撮る自信もなくノータッチに終わってしまい(営業初日は見に行ったけど)、湘南モノレールで試運転列車を見たのは5年前の5001Fの時1度きりである。前回も朝の設定があったかどうか知らないが、少なくとも今回あるという事は私に撮りに来いと言っているようなもんではないか、と思い、一も二もなく出掛ける事にしたのである。

さて、しかし私は大学生なので、9月のこの時期というのは大学生らしくどうしようもないほど夏休みボケしている。そのうえ夏休み中バイトばかりしていて、そのバイトが割と夜型なので、昼夜が半分くらい逆転してしまいこのところ全く朝に起きる事ができない。果たして朝7時などという時間に出掛ける事ができるだろうかと心配した。だから前夜は早く寝ようと思ったのだが、このサイトの新設工事と親サイトの改修工事に根を詰めていたら気付かないうちに日付が変わってしまい、かくなる上は仕方あるまいと、「遠足前夜の小学1年生方式」を採用してそのまま作業を続行し、一睡もせずに20日の朝を迎えた。こういうのを阿呆というのであって、皆さん旅行の時など決して真似をしてはいけない。

さて、当日になったとはいえ、ダイヤが一切わからない。
とりあえず沿線へ行かにゃ始まらぬ、と富士見町まで駆けていったところ、
早いっ!
こんなに早いなんて聞いてませんよ先生!

まァ、いざ支度をしようという時に「着るものが見つからない」などという文明人らしからぬ理由で大幅に時間をロストし、結局7時ギリギリまで家を出られなかった私が9割方悪いんだけど。徹夜したんなら支度しとけよ私。家が近くて本当によかった。

このあと、追っかけて大船近くまで走り、駅のロータリーの入口から写真を撮ったのだがビル影に阻まれあえなく撃沈。仕方がないので後続の列車で追っかけよう……と思ったら、次の富士見町で早くも緑の影が。あるぇー!?
どうやら深沢で折り返してきたらしい。ん〜、事によるとずっと大船〜深沢の折り返しかしら。全線走るなら鎌倉山で緑のトンネルと絡めようというのが密かな狙いだったんだけど、そうもいかないかしら。

このとき定期列車のダイヤを確認してきていたら、試運転時間中は全線15分間隔なのだから別に最初の1回だけ変える必要もなかろう、全部深沢折り返しなのだろうとか多少の予測、および諦めもついたろうと思うが、生憎と全然そっちに頭が回らなかった。先回りだッ! とばかりに深沢まで乗って、鎌倉山近くでじっと待っていたが、一向にやって来ない。さっき後続だったはずの5301Fが通り過ぎるのを見て、ようやく腰を上げて深沢に戻ったら、間もなく大船方から5605Fが入ってきた。
(そういえば5301Fはどうやって試運転電車を追い越したんだろう…… 富士見町で退避でもさせたんだろうか?)

試運転らしくホームと反対側のドア扱いをしたりするのを珍しく眺めているうちに、ブレーキの緩む音がして、編成がすうっと大船方へ動き出した。やっぱり大船〜深沢間だけだったのだ、と悔しがっても後の祭り。その後は通いなれた場所で撮るのが最も確実と思い、富士見町周辺で残り2往復を狙う事にした。結局ここで使ってるの富士見町で撮った写真ばっかりだし、ずっと富士見町にいたら一番よかったんじゃないかという声がどこからか聞こえた気がしたが、うむ、それだけは言ってはいかん。

あ、今回の移動には1日券(600円)を使いました。5605Fが入庫した後にもいくらか使ったので、元は取れたはず。




では、ここからは撮ってきた写真をいくつか。
▲ぐ〜っと伸びをするように。しかしこの緑も難しそうな色だ。山手線よりも鮮やかな感じ?
庫内で見るのとは、やはり随分印象が違う。
▲大船方先頭車5605。車体は5500型と変わらず、乗務員室脇の小窓は高い位置にある。
▲中間車5205。5000系三姉妹は先頭車の番代はどんどん上がっているけど、中間車は最初の5101が改番されて以来変わらず5200形。
▲江の島方先頭車5606。側面の社紋は暗い色の5503Fより見やすくなったが、何だかグリーン車のマークみたい。
▲側窓には5001Fの時に見覚えた吸盤式の「試運転」表示が。
室内は5503Fと同じボックスシート配置。見えにくいと思うが中間貫通扉も同じく密閉式。
▲3姉妹の長女5301Fと顔を合わせた5605F。運転台脇の小窓の高さが違うのがよくわかる。運転状況記録装置が搭載されたのに伴ってか、運転台機器も刷新されているらしい。あと貫通扉の内側にヘッドマーク用のクリップが付いていないのは、当面使う用事がないからか、それとも営業までには付くのかな。
恒例だった10月の「鉄道の日」HM、昨年はなしになったが、今年はどうなるのだろう。
▲5606の妻面を覗き込んでみる。定員等は5500型と変わりなし。



その後、せっかく出掛けたのだからと江の島に出て江ノ電に足を向けたら、いきなり全然知らなかった茶色い2000形に遭遇して大興奮。しかし藤沢寄りだったので、どうせ撮るならもっと後の方が順光になるな…… と昼ぐらいまで他を撮りつつ粘ったり、何とか押さえていざ帰ろうと思ったら1002Fの扉窓が変更されているのに気付いて慌てて撮りに戻ったり(そういや去年、1001Fに加えて10Fの扉窓も改修されてたらしい。全然気付かなかった……)して帰ったらもうすっかり夕刻の6時前。徹夜して家を出てから10時間強、興奮してると結構持つもんだ。まァ、帰って間もなく飯も食わずに爆睡して、気付いた時には翌朝8時半でしたが。


…………

教訓:遠足の前には早く寝ましょう。
お粗末さまでした。
(おわり)




(おまけ)もうすぐなくなるらしい大船駅の両替機
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