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▲全通100周年記念塗色の21F(2012.02.28 江ノ島〜腰越)
2002年4月、同年頭に廃車された500形の代替として21F(21+61)が登場、翌年同じく502Fの代替で22F(22+62)が増備された。2002年は江ノ電開業100周年の節目でもあったことから、その記念としての意味合いもある。

自動放送やドアチャイムも当初より装備する新世代車輌だが、下廻りは代替廃車の500形501F・502Fのものをそれぞれ流用している。そのため台車は10形とは異なりTS-837A(端台車)、TS-838A(連接台車)。

車番は先行した10形に合わせ、鎌倉寄りを+40として付番された。このため鎌倉寄り車は60形となり、連接車の鎌倉方車体で唯一、十の位に5が入らない。ただし、一位が0から始まる付番方式は継承されていない。

車体は10形をベースとしているが全体的に簡素なつくりで、屋根上のダブルルーフ風カバーが廃され、床下の救助網状の飾り、側窓上辺のRも省略。行先表示器が江ノ電では初めてLEDとなったほか、側面から前面にかけての絞り込み角度が変更され、乗務員扉の前方で折れる形となって、10形の欠点だったホームとの隙間を解消するとともに乗務員室を拡大している。また車体間には江ノ電で初めて転落防止幌が装備された。

車内も連接部のクロスシートが廃止され、通常のロングシートとなった。モケットはピンク系で、江ノ電では20形独自のものである。

21F・22Fは基本的に同一設計だが、転落防止外幌の形状がそれぞれ異なる。21Fの登場時は前面に車番表記がなかったが、22F増備に際して21Fにも付けられた。

塗装は旧来のクリーム+緑のツートンカラーのイメージとなったが、旧型車とは微妙に色調が異なり、金の飾り帯も入ってイメージは大分異なっている。この塗装は2004年末の1002F更新を皮切りに1000、1100、1500形にも波及したが、のち新500形ベースの塗色に移行して現在は再び20形のみの存在となった。

扉窓は10形同様、当初は枠が車外から見えない形態だったが、引き込み事故防止策として21Fが2010年、22Fが2011年に改造。銀色の枠が露出する形となった。

登場以来、オリジナル色の時代が続いたが、2010年、21Fが全通100周年記念塗色車に選ばれ、創業期の木造単車をイメージした特別塗色(茶色に下塗りした上でのラッピング)で同年11月4日の全通記念日から運用を開始した。この塗色変更では、特別色車としては珍しく車内にも手が入れられ、モケットと吊り革が茶系に交換されている。なお他車も同様だが、2010年には優先席を紫色モケット+オレンジ吊革に変更している。

編成

藤沢 鎌倉
21F 21 61
22F 22 62

各種データ(特記なき限り編成全体の値)

製造所 東急車輛
制御方式 抵抗制御(弱め界磁付)
駆動方式 中空軸平行カルダン式
主電動機 50kw×4
歯車比 6.31
ブレーキ方式 電気指令式(HRD-1D) 発電ブレーキ付
車体構造 鋼製(一部ステンレス)
最大寸法
(長×幅×高)
25,400×2,554×4,000mm
自重 41.8t
※20.8t(21・22)/21.0t(61・62)
定員(座席) 144人(57人)
※座席定員は29人(21・22)/28人(61・62)
製造初年 平成14年
在籍数 2編成

備考的写真 クリックで拡大

 ディテール
2002.07.14 2002.07.14 05.08/06.01 2006.01.03 2010.06.27 2010.06.26 2010.06.13
 21Fのいままで
2002.04.28 2010.07.04 2010.11.04 2012.03.10
 22Fのいままで
2003.05.04 2010.07.13 2011.07.31 2012.07.14

Nゲージ模型製品
リアルクラフト(クラフト工房ていくわん)
江ノ電20形タイプ(2007年)  キット 3,360円 完成品 M車15,750円/T車12,600円
インクジェット印刷による紙シールでディテール・塗装を表現し、それを塩ビ板の構体に貼り付けた形のキット。屋根は発泡塩ビ板を削り出して使用する。構成は10形と同様で、裾絞りは省略される。足廻りはMODEMO江ノ電製品からの流用を想定。車番は22Fのもの。完成品は受注生産とされている。
MODEMO(ハセガワ←長谷川製作所)
江ノ島電鉄20形(2009年)  プラ製完成品 M車10,920円/T車6,300円
新500形に続き、ライト点灯仕様の製品としては2番目に発売された。新500形ではヘッドライトのみだったが本製品ではテールライトも点灯式となっている。床下機器は同様にインジェクション成型だが、抵抗制御仕様のものが新調された。車番はM車が21F、T車が22F。21Fの前面にも車番が入るため、2003年以降の姿といえる。

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